技術情報– category –
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MariaDB 10.6 と MaxScale 6.0 について調べてみた
はじめに 2021年7月6日に MariaDB の新しいメジャーバージョンである 10.6 がGAリリース(10.6.3)されました。 その後、8月6日には 10.6.4 がリリースされ、これが現在の最新版となっています。 また、MariaDB社が開発しているプロキシソフトウェア MaxSc... -
HeatWave の Auto ParallelLoad 機能について
はじめに 2021 年 7 月 23 日に、MySQL Database Service の HeatWave において、Auto Parallel Load 機能が追加されています。 これまで、HeatWave クラスタにデータをロードするためには、以下のように個々のテーブルで ALTER TABLE ... SECONDARY_LOAD ... -
MySQL8.0でJSONの配列にインデックスを使う
今更となりますが、2019年7月22日にリリースされた MySQL 8.0.17 で Multi-Valued Indexes 機能が追加されました。 (日本語リファレンスでは 複数値インデックス と記載されています。) Multi-Valued Indexes は、JSON の値の配列に対するインデックス付... -
Percona Monitoring and ManagementのQuery Analytics機能紹介②
はじめに 前回の記事に引き続き、Percona Monitoring and Management(以下PMM)のQuery Analytics(以下QAN)について紹介していきます。 QANのソースはスロークエリログかパフォーマンススキーマか選択することができます。 スロークエリログの出力は製品に... -
OCIのDynamic Routing Gateway(DRG)機能拡張について
OCIのDynamic Routing Gateway(DRG)機能拡張リリース 今年4月にDynamic Routing Gateway(以下DRG)の機能が拡張され、5月から日本国内リージョンでも利用可能となりました。 機能拡張によりDRGを複数のVCNに接続して、VCN間の接続が出来ます。 主な拡張機能... -
OCIの監査ログを長期間保存してみる
はじめに OCIではOracle Cloud Infrastructure Auditサービスにより、OCIでサポートされている全てのパブリック、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)エンドポイントへのコールがログ・イベントとして自動的に記録されます。 この記録... -
MySQL InnoDB ReplicaSetで簡易的なフェイルオーバ機能を実現する
MySQLの非同期レプリケーション環境におけるHAの実現方法としては一例として以下のようなソフトウェアがあります。 MHA mysqlfailover Orchestrator MaxScale この内MHA、mysqlfailoverはすでに開発が停止しており、MaxScaleはBSLライセンスであるため気軽... -
HeatWave と AQUA (Advanced Query Accelerator) for Amazon Redshift の比較
はじめに 前回、HeatWave と Redshift との TPC-H 派生ベンチマーク比較記事を掲載しましたが、 MySQL Database Service HeatWave と Amazon Redshift の TPC-H 派生ベンチマーク比較 | スマートスタイル TECH BLOG ちょうどこの記事のベンチマークを追え... -
MySQL Shell の dumpInstance() を使ってMySQL5.6をバージョンアップする
はじめに ご存じの方も多いかもしれませんが、長年親しまれてきた「MySQL5.6」は2021年2月に Extended Support が終了し、今後コミュニティ版の新しいバージョンがリリースされなくなりました(最終バージョンは5.6.51)。 その影響か、これまでMySQL5.6を... -
コンポーネント形式の MySQL キーリングの実装について
はじめに MySQL にはキーリングと呼ばれる機能が存在しています。 過去に当ブログで紹介させていただいた透過的テーブルスペース暗号化やバイナリログとリレーログの暗号化にはこのキーリングが使用されており、この他にも MySQL Enterprise Audit におけ...