はじめに
Oracle Autonomous AI Database(以下ADB)に SGA と PGA 使用率を監視するためのメトリックが、先日(03/26)に追加されました。
リリース・ノート: https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/releasenotes/autonomous-database-serverless/2026-03-monitor-mem-util.htm
そこで、本記事では記事執筆時点(05/22)に ADB で監視することのできる項目を、再確認してみたいと思います。
注: OCI Monitoringと Oracle Cloud Infrastructure Events(以下 OCI Events)で監視できる項目を対象としています。
OCI Events では Data Safe や Data Guard に関しても監視できますが、本記事では対象外とさせていただきます。
また、 Data Safe の監査情報に対してのアラート機能も同様に対象外とさせていただきます。
OCI Monitoringで監視できる項目
以下は OCI Monitoring で監視することができるメトリックの一覧です。
| メトリック | メトリック表示名 | 単位 | 摘要 | 収集頻度 |
|---|---|---|---|---|
| AverageActiveSessions | 平均アクティブセッション | 整数 | リソースをアクティブに実行または待機しているセッションの平均数。 統計: 平均 間隔: 1分 |
1分 |
| BlockingSessions | ブロックしているセッション | 件数 | 他のセッションを60秒以上ブロックしているセッションの数。 統計: 最大 間隔: 1分 |
1分 |
| Connectionlatency | 接続レイテンシ | ミリ秒 | 各リージョンのVMから同じリージョンのAutonomous Databaseインスタンスに接続する際に要した時間。 統計: 最大 間隔: 5分 |
1分 |
| ConnectionsDroppedByClient | クライアントによって削除された | 件数 | クライアントによって削除された接続数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| ConnectionsDroppedByServer | サーバーによって削除された接続 | 件数 | サーバーによって削除された接続数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| CpuTime | CPU時間 | 秒/秒 | 一定期間中のデータベースのフォアグラウンド・セッションによる累積CPU時間の平均レート。 統計: 平均 間隔: 1分 |
NA |
| CpuUtilization | CPU使用率 | パーセント | すべてのコンシューマ・グループ間で集計された、パーセントで表されたCPU使用率。使用率は、データベースが使用できるCPUの数に関して報告されます。 統計: 平均 間隔: 1分 |
NA |
| CurrentLogons | 現在のログオン | 件数 | 選択した間隔中に成功したログオン数。 統計: 件数 間隔: 1分 |
1分 |
| DatabaseAvailability | データベースの可用性 | 件数 | データベースは、選択した時間間隔中に接続に使用可能です(このメトリックのデータは5分遅れます)。このメトリックに使用可能な値: 1 = データベースが使用可能 0 = データベースは使用できません 統計: 平均 間隔: 1分 |
5分 |
| DBBlockChanges | DBブロック変更 | 件数 | SGA内のすべてのブロックに対して行われた更新または削除操作の一部であった変更の数。このような変更により、REDOログ・エントリが生成され、トランザクションがコミットされるとデータベースに対する永続的な変更になります。 これは、データベース全体の作業に近似しています。この統計は、選択された時間間隔でバッファが汚れている割合を示します。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| DBTime | DB時間 | 秒/秒 | データベース・ユーザー・セッションがデータベース・コードの実行に費やす時間(CPU時間 + WaitTime)。DB時間は、データベース・コール・レイテンシ(レスポンス時間)とコール量の両方に直接比例して増加するため、データベース・コール・レイテンシを推測するために使用されます。 これは、一定の時間間隔におけるデータベースのフォアグラウンド・セッションによる累積データベース時間の平均レートとして計算されます。 統計: 平均 間隔: 1分 |
NA |
| ECPUsAllocated | 割当済ECPU | 件数 | このデータベースに対して請求される合計ECPU (ローカル・スタンバイおよびデータベース・ツールに対して請求されるECPUを含む)。 統計: 件数 間隔: 5分 |
|
| ExecuteCount | 実行回数 | 件数 | 選択した間隔中にSQL文を実行したユーザー・コールおよび再帰コールの数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| FailedConnections | 失敗した接続 | 件数 | 選択した間隔におけるデータベースへの失敗した接続の合計数が表示されます。 接続試行がデータベースに到達すると、接続は失敗としてカウントされ、ORA-12514、ORA-12519またはORA-12529のいずれかのエラーを記録します。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| FailedLogons | 失敗したログオン | 件数 | 選択した間隔中に、名前またはパスワード(あるいはその両方)が無効なため失敗したログオン数。ログインに成功すると、カウンタは0にリセットされます。 統計: 平均 間隔: 1分 |
1分 |
| HardParseCount | 解析数(ハード) | 件数 | 選択した時間間隔中の解析コール(実際の解析)の数。ハード解析は、Oracleがワークヒープおよびその他のメモリー構造を割り当てて解析ツリーを構築する必要があるため、メモリーの使用に関して負荷の高い操作です。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| IOPS | IOPS | 整数 | 1秒当たりの平均I/O操作数。 統計: 平均 間隔: 5分 |
|
| IOThroughput | IOスループット | 整数 | 1秒当たりの平均スループット(MB)。 統計: 平均 間隔: 5分 |
|
| LogicalBlocksRead | 論理読取り | 整数 | 1秒当たりの論理ブロック読取りの平均数(“”db block gets”” + “”consistent gets””)。バッファリングされたI/Oと直接I/Oが含まれます。 統計: 平均 間隔: 1分 |
|
| LogicalReads | セッション論理読取り数 | 件数 | 選択した時間間隔中の「db block gets」と「consistent gets」の合計。これには、バッファ・キャッシュまたはプロセス・プライベート・メモリーからのデータベース・ブロックの論理読取りが含まれます。 1秒当たりのハード解析またはソフト解析の数。 統計: 平均 |
1分 |
| ParsesByType | タイプ別の解析 | 整数 | 1秒当たりのハード解析またはソフト解析の数。 統計: 平均 間隔: 5分 |
|
| ParseCount | 解析数(合計) | 件数 | 選択した間隔中のハード解析とソフト解析の数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| ParseFailureCount | 解析数(失敗) | 件数 | 選択した期間中に失敗した解析数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| PeerLag | ピア・ラグ | 秒 | ディザスタ・リカバリ・ピアがプライマリ・データベースより遅れている合計時間(秒)。 ローカル・ディザスタ・リカバリ・ピアの場合、メトリックはプライマリ・データベースの下に表示されます。 クロスリージョン・ディザスタ・リカバリ・ピアの場合、このメトリックはディザスタ・リカバリ・ピアの下に表示されます。 統計: 最大 間隔: 1分 |
1分 |
| PgaUtilization | PGA使用率 | パーセント | すべてのコンシューマ・グループ間で集計された、最大使用可能PGAメモリーの割合。 統計: 平均 間隔: 1分 |
5分 |
| PhysicalReads | 物理読取り | 件数 | 選択した期間中にディスクから読み取られたデータ・ブロック数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| PhysicalReadTotalBytes | 物理読取り合計バイト | 件数 | 選択した時間間隔内の、アプリケーション読取り、バックアップおよびリカバリを含むすべてのデータベース・インスタンス・アクティビティおよびその他のユーティリティによるディスク読取りサイズ(バイト単位) 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| PhysicalWrites | 物理書込み | 件数 | 選択した期間中にディスクから書き込まれたデータ・ブロック数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| PhysicalWriteTotalBytes | 物理書込み合計バイト | 件数 | 選択した時間間隔内の、アプリケーション・アクティビティ、バックアップおよびリカバリを含むデータベース・インスタンスおよびその他のユーティリティによるすべてのディスク書込みサイズ(バイト)。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| QueryLatency | 問合せレイテンシ | ミリ秒 | 単純な問合せの結果をユーザーの画面に表示する際に要した時間。 統計: 最大 間隔: 5分 |
5分 |
| QueuedStatements | キューされたステートメント | 件数 | 選択した間隔中に、すべてのコンシューマ・グループ間で集計したキュー済SQL文の数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
NA |
| RedoGenerated | 生成済REDO | 件数 | 選択した時間間隔内で生成されたREDOの量(バイト単位)。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| RunningStatements | 実行中のステートメント | 件数 | 選択した間隔中に、すべてのコンシューマ・グループ間で集計した実行中のSQL文の数。 統計: 平均 間隔: 1分 |
1分 |
| Sessions | セッション | 件数 | データベース内のセッション数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| SessionUtilization | セッション使用率 | パーセント | すべてのコンシューマ・グループ全体で集計された、パーセンテージで表される最大セッション使用率。 統計: 平均 間隔: 1分 |
1分 |
| SgaUtilization | SGA使用率 | パーセント | すべてのコンシューマ・グループ間で集計された、最大の使用可能なSGAメモリーの割合。 統計: 平均 間隔: 1分 |
5分 |
| SQLNetBytesFromClient | SQL*Net経由でクライアントから受信したバイト | 件数 | 選択した期間中にOracle Net Services経由でクライアントから受信したバイト数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| SQLNetBytesFromDBLink | SQL*Net経由でDBLinkから受信したバイト | 件数 | 選択した期間中にOracle Net Services経由でデータベース・リンクから受信したバイト数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| SQLNetBytesToClient | SQL*Net経由でクライアントに送信されたバイト | 件数 | 選択した期間中にフォアグラウンド・プロセスからクライアントに送信されたバイトの数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| SQLNetBytesToDBLink | SQL*Net経由でDBLinkに送信されたバイト | 件数 | 選択した期間中にデータベース・リンク経由で送信されたバイト数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| StorageAllocated | 割当て済ストレージ領域 | GB | 間隔中に、すべての表領域に対してデータベースに割り当てられる領域の量。 統計: 最大 間隔: 1時間 |
1時間 |
| StorageMax | 最大ストレージ領域 | GB | 一定の間隔中にデータベース用に予約されたストレージの最大量。 統計: 最大 間隔: 1時間 |
1時間 |
| StorageUsed | 使用済ストレージ領域 | GB | 一定の間隔中に使用された領域の最大量。 統計: 最大 間隔: 1時間 |
1時間 |
| StorageUtilization | ストレージ使用率 | パーセント | すべてのデータベース表領域に現在割り当てられている予約済最大記憶域の割合。 すべての表領域の予約済領域の合計を表します。 統計: 平均 |
1時間 |
| TransactionsByStatus | ステータス別のトランザクション | 整数 | 1秒当たりのコミット済またはロールバック済トランザクションの数。 統計: 平均 間隔: 5分 |
|
| TransactionCount | トランザクション数 | 件数 | 選択した間隔中のユーザー・コミットとユーザー・ロールバックを合せた数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| UserCalls | ユーザーコール | 件数 | 選択した間隔中のログオン、解析および実行コールを合せた数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| UserCommits | ユーザー・コミット | 件数 | 選択した時間間隔中のユーザー・コミット数。ユーザーがトランザクションをコミットすると、データベース・ブロックに対して行われた変更を反映する生成済REDOは、ディスクに書き込まれる必要があります。多くの場合、コミットはユーザー・トランザクション・レートに最も近いものを表します。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| UserRollbacks | ユーザー・ロールバック | 件数 | 選択した時間間隔で、ユーザーが手動でROLLBACK文を発行した回、またはユーザー・トランザクション中にエラーが発生した回数。 統計: 合計 間隔: 1分 |
1分 |
| WaitTime | 待機時間 | 秒/秒 | 一定期間中のデータベースのフォアグラウンド・セッションによる非アイドル状態の累積待機時間の平均レート。 統計: 平均 間隔: 1分 |
1分 |
参考: 使用可能なメトリック: oci_autonomous_database
主として ADB のリソースに関する項目を監視することができ、 CpuUtilization, DatabaseAvailability, ECPUsAllocated, StorageAllocated, StorageUtilization などは一般的な監視に使用されている項目ではないでしょうか。
また、上記表内の PgaUtilization, SgaUtilization が冒頭で記載しましたリリース・ノートで追加されたメトリックとなります。
監視方法としては、503 : ADBインスタンスの監視設定をしてみようを参考にしていただき、メトリック名やトリガー・ルールなどを適宜変更していただければと思います。
OCI Eventsで監視できる項目
ライフサイクル・イベント
以下は OCI Events に発行されるイベント・メッセージの一覧の一覧です。
| わかりやすい名称 | イベント・タイプ |
|---|---|
| Autonomous AI Database – アクセス制御リストの更新の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.updateautonomousdatabaseacl.begin |
| Autonomous AI Database – アクセス制御リストの更新の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.updateautonomousdatabaseacl.end |
| Autonomous AI Database – 自動スケーリング無効 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomousdatabaseautoscaledisabled |
| Autonomous AI Database – 自動スケーリングの有効化 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomousdatabaseautoscaleenabled |
| Autonomous AI Database – 自動バックアップの開始 | com.oraclecloud.databaseservice.automaticbackupautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – 自動バックアップの終了 | com.oraclecloud.databaseservice.automaticbackupautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – コンパートメントの変更の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.changeautonomousdatabasecompartment.begin |
| Autonomous AI Database – コンパートメントの変更の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.changeautonomousdatabasecompartment.end |
| Autonomous AI Database – データベース名の変更の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.changeautonomousdatabasename.begin |
| Autonomous AI Database – データベース名の変更の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.changeautonomousdatabasename.end |
| Autonomous AI Database – バックアップの作成の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.backup.begin |
| Autonomous AI Database – バックアップの作成の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.backup.end |
| Autonomous AI Database – 作成の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.instance.create.begin |
| Autonomous AI Database – 作成終了 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.instance.create.end |
| Autonomous AI Database – クリティカル | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.critical |
| Autonomous AI Database – Data SafeへのAutonomous Databaseの登録解除の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.deregisterautonomousdatabasedatasafe.begin |
| Autonomous AI Database – Data SafeへのAutonomous Databaseの登録解除の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.deregisterautonomousdatabasedatasafe.end |
| Autonomous AI Database – Data Guardの無効化の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.disableautonomousdataguard.begin |
| Autonomous AI Database – Data Guardの無効化の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.disableautonomousdataguard.end |
| Autonomous AI Database – ソース・データベースからのリフレッシュ可能クローンの切断の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.disconnectrefreshableautonomousdatabaseclonefromsource.begin |
| Autonomous AI Database – ソース・データベースからのリフレッシュ可能クローンの切断の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.disconnectrefreshableautonomousdatabaseclonefromsource.end |
| Autonomous AI Database – Data Guardの有効化の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.enableautonomousdataguard.begin |
| Autonomous AI Database – Data Guardの有効化の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.enableautonomousdataguard.end |
| Autonomous AI Database – 無料のデータベースの自動停止リマインダ | com.oraclecloud.databaseservice.freeautonomousdatabasestopreminder |
| 自律型AIデータベース- 無料のデータベースの自動停止 | com.oraclecloud.databaseservice.freeautonomousdatabasestopped |
| 自律型AIデータベース- 無料のデータベースの自動終了リマインダ。 | com.oraclecloud.databaseservice.freeautonomousdatabaseterminationreminder |
| 自律型AIデータベース- 無料のデータベースの自動終了 | com.oraclecloud.databaseservice.freeautonomousdatabaseterminated |
| Autonomous AI Database – Walletの生成 | com.oraclecloud.databaseservice.generateautonomousdatabasewallet |
| Autonomous AI Database – 情報 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.information |
| Autonomous AI Database – 長期バックアップ終了 | <不明> |
| Autonomous AI Database – 長期バックアップ・スケジュールが無効 | <不明> |
| Autonomous AI Database – 長期バックアップ・スケジュールの有効化/更新 | <不明> |
| 自律型AIデータベース- 長期バックアップ開始 | <不明> |
| Autonomous AI Database – 手動フェイルオーバーの開始 | com.oraclecloud.databaseservice.failoverautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – 手動フェイルオーバーの終了 | com.oraclecloud.databaseservice.failoverautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – 手動リフレッシュの開始 | com.oraclecloud.databaseservice.manualrefresh.begin |
| Autonomous AI Database – 手動リフレッシュの終了 | com.oraclecloud.databaseservice.manualrefresh.end |
| Autonomous AI Database – Data Safeによる自律型AIデータベースの登録解除の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.deregisterautonomousdatabasedatasafe.begin |
| Autonomous AI Database – Data Safeによる自律型AIデータベースの登録解除の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.deregisterautonomousdatabasedatasafe.end |
| Autonomous AI Database – Data SafeへのAutonomous AI Databaseの登録の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.registerautonomousdatabasedatasafe.begin |
| Autonomous AI Database – Data Safeを使用したAutonomous AI Databaseの登録の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.registerautonomousdatabasedatasafe.end |
| Autonomous AI Database – 再起動の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.restartautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – 再起動の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.restartautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – リストア開始 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.restore.begin |
| Autonomous AI Database – リストア終了 | com.oraclecloud.databaseservice.autonomous.database.restore.end |
| Autonomous AI Database – 暗号化キーのローテーションの開始 | com.oraclecloud.databaseservice.rotateautonomousdatabaseencryptionkey.begin |
| Autonomous AI Database – 暗号化キーのローテーションの終了 | com.oraclecloud.databaseservice.rotateautonomousdatabaseencryptionkey.end |
| Autonomous AI Database – 開始の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.startautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – 開始の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.startautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – 停止の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.stopautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – 停止終了 | com.oraclecloud.databaseservice.stopautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – スイッチオーバーの開始 | com.oraclecloud.databaseservice.switchoverautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – スイッチオーバーの終了 | com.oraclecloud.databaseservice.switchoverautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – 終了の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.deleteautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – 終了の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.deleteautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – 更新の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.updateautonomousdatabase.begin |
| Autonomous AI Database – 更新終了 | com.oraclecloud.databaseservice.updateautonomousdatabase.end |
| Autonomous AI Database – オープン・モードの更新の開始 | com.oraclecloud.databaseservice.updateautonomousdatabaseopenmode.begin |
| Autonomous AI Database – オープン・モードの更新の終了 | com.oraclecloud.databaseservice.updateautonomousdatabaseopenmode.end |
| Autonomous AI Database – データベース・バージョンのアップグレードの開始 | com.oraclecloud.databaseservice.upgradeautonomousdatabasedbversion.begin |
| Autonomous AI Database – データベース・バージョンのアップグレードの終了 | com.oraclecloud.databaseservice.upgradeautonomousdatabasedbversion.end |
参考: Autonomous AI Databaseライフサイクル・イベント
長期バックアップ関連のイベント・タイプはドキュメント上でブランクなため、<不明>と記載させていただいております。
ライフサイクルに関するイベントとなり、データベースの起動、停止などが一般的な監視項目になるかと思います。
他には開発環境などで様々なユーザーが ADB の作成も自由に行えるような環境の場合、 Autonomous AI Database - 作成の開始 などを監視しておけばインスタンスの増加を検知させることも可能になります。
また、 Autonomous AI Database - クリティカル と、 Autonomous AI Database - 情報 は少し特殊なイベント・タイプとなっており、それぞれイベント内no EventName 属性値に更に細かなイベント内容が記載されます。
EventName 属性値に関しては、次の クリティカル・イベント、情報・イベント に記載したいと思います。
OCI Events の監視方法としては、OCI Events ServiceおよびOCI Functionsを使用したOCIプライベート・ストリームへのイベントの書込みが参考になるかと思います。
OCI Events + Notifications のみでも通知することはできますが、OCI Events で生成される情報は JSON データとなっており、そのままでは人が判読しづらい内容となってしまいます。
そのため、例示しましたページのように OCI Functions を利用する方法がよく使用される方法かと思います。
ただし、例示したページでは OCI Events -> Notifications -> OCI Functions という経路での通知となっていますが、OCIモニタリングでのOracle Cloud Infrastructure Eventsの電子メール通知の設定のように、 OCI Events -> OCI Functions (-> Notifications) という経路での利用が一般的かと思います。
※OCI Functionsからメール等で直接通知することも、通知に関しては Notifications に任せることも可能なため、 Notifications はオプション扱いとして記載させていただきました。
クリティカル・イベント
| イベント | イベント・カテゴリ | 摘要 |
|---|---|---|
| AdminPasswordWarning | セキュリティ | Autonomous AI Database ADMINパスワードが30日以内に期限切れになるか、期限切れになるというメッセージが表示されます。 ・ADMINパスワードが使用できなくなる30日以内の場合は、ADMINパスワードが使用できなくなる日付を示す警告が表示されます。 ・ADMINパスワードの期限が切れ、使用できなくなった場合、Autonomous AI Databaseは、ADMINユーザー・パスワードの期限が切れ、リセットする必要があることを示すイベントを報告します。 |
| AutomaticFailoverBegin | Incident | Autonomous AI Databaseの自動フェイルオーバーが開始され、データベースが使用できない場合、AutonomousDatabase-AutomaticFailoverBeginイベントが生成されます。 このイベントは、Autonomous Data Guardを使用している場合にのみトリガーされます。 |
| AutomaticFailoverEnd | Incident | トリガーされた自動フェイルオーバーが完了し、データベースが使用可能になると、AutonomousDatabase-AutomaticFailoverEndイベントが生成されます。 このイベントは、Autonomous Data Guardを使用している場合にのみトリガーされます。 |
| DatabaseDownBegin | Incident | Autonomous AI Databaseインスタンスをオープンできないか、high、LOW、medium、tp、tpurgentなどのサービスが起動されていないか使用できません。 次の条件はDatabaseDownBeginをトリガーしません: ・メンテナンス・ウィンドウ中に実行される操作 ・ロード・バランサ、ネットワークまたはバックアップ関連の問題 ・ユーザーによるインスタンスの停止 Autonomous Data Guardを使用しており、スタンバイ・データベースがこれらの条件のいずれかのために使用できない場合、このイベントはトリガーされません。 |
| DatabaseDownEnd | Incident | データベースは停止状態からリカバリされます。つまり、DatabaseDownBeginイベントの後、Autonomous AI Databaseインスタンスがサービスとともにオープンされるということです。DatabaseDownEndは、先行するDatabaseDownBeginイベントがあった場合にのみトリガーされます。 次の条件ではDatabaseDownEndはトリガーされません。 ・メンテナンス・ウィンドウ中に実行される操作 ・インスタンスを起動するユーザー Autonomous Data Guardを使用している場合にプライマリ・データベースが停止すると、DatabaseDownBeginイベントがトリガーされます。システムがスタンバイ・データベースにフェイルオーバーすると、DatabaseDownEndイベントがトリガーされます。 |
| DatabaseInaccessibleBegin | Incident | Autonomous AI Databaseインスタンスで顧客管理キーが使用されており、データベースにアクセスできなくなります(状態は「アクセス不可」を示しています)。 次の条件によって、DatabaseInaccessibleBeginがトリガーされます。 ・Oracle Cloud Infrastructure Vaultマスター暗号化キーが削除されます。 ・Oracle Cloud Infrastructure Vaultマスター暗号化キーが無効になっています。 ・自律型AIデータベース・インスタンスはOracle Cloud Infrastructure Vaultに到達できません。 |
| DatabaseInaccessibleEnd | Incident | Autonomous AI Databaseインスタンスが、DatabaseInaccessibleBeginイベントを生成した「アクセス不可」状態からリカバリした場合、データベースの状態が「使用可能」に変わると、データベースはDatabaseInaccessibleEndイベントをトリガーします。 |
| DatabaseUserPasswordWarning | セキュリティ | 指定された猶予期間(デフォルトは30日)内にAutonomous AI Databaseユーザー・パスワードが期限切れになるか、すでに期限切れになっていることを示すメッセージが表示されます。 ・Autonomous AI Databaseのユーザー・パスワードが使用不可の指定された猶予期間内にある場合、パスワードを使用できなくなった日付を示す警告が表示されます。 ・Autonomous AI Databaseユーザー・パスワードが失効し、使用できなくなった場合、Autonomous AI Databaseは、パスワードが期限切れであり、リセットする必要があることを示すイベントをレポートします。 DatabaseUserPasswordWarningイベントは1日に1回生成されます。 |
| FailedLoginWarning | セキュリティ | ログイン試行の失敗回数が過去3時間に3×合計ユーザー数に達すると、FailedLoginWarningイベントがトリガーされます。 ログイン失敗は、ユーザーが無効なユーザー名またはパスワードを入力したか、接続タイムアウトが原因である可能性があります。このイベントは、失敗したログイン試行のしきい値をモニター対象期間(過去3時間)内に超えるとトリガーされます。 |
| InstanceRelocateBegin | Incident | サーバーのメンテナンス、ハードウェアのリフレッシュ、ハードウェアの問題、またはリソースのスケール・アップの一環として、Autonomous AI Databaseが別のExadataインフラストラクチャに再配置された場合、InstanceRelocateBeginイベントは再配置プロセスの開始時にトリガーされます。 |
| InstanceRelocateEnd | Incident | サーバーのメンテナンス、ハードウェアのリフレッシュ、ハードウェアの問題、またはリソースのスケール・アップの一環として、Autonomous AI Databaseが別のExadataインフラストラクチャに再配置された場合、InstanceRelocateEndイベントは再配置プロセスの終了時にトリガーされます。 |
| ScheduledUpgradeBegin | その他 | Autonomous AI Databaseのスケジュール済アップグレードが開始され、データベースが使用できない場合、ScheduledUpgradeBeginイベントが生成されます。 |
| ScheduledUpgradeEnd | その他 | Autonomous AI Databaseのスケジュール済アップグレードが終了し、データベースが使用可能になると、ScheduledUpgradeEndイベントが生成されます。 |
| ScheduledUpgradeFailed | その他 | Autonomous AI Databaseのスケジュール済アップグレードが失敗し、データベースが使用可能になると、ScheduledUpgradeFailedイベントが生成されます。 |
| WalletExpirationWarning | セキュリティ | このイベントは、Autonomous AI Databaseが、ウォレットの有効期限を6週間未満であると判断したときに生成されます。このイベントは、最大週に1回報告されます。 このイベントは、期限切れになるウォレットを使用する接続がある場合にトリガーされます。 |
参考: 自律型AIデータベースの重要なイベント
主としてADBのライフサイクルに関する項目を監視でき、特にデータベースの中断を引き起こす問題に関するイベントが対象となります。 そのため基本的にはすべての項目を監視するのが良いかと思われます。
情報イベント
| イベント | イベント・カテゴリ | 摘要 |
|---|---|---|
| AJDNonJsonStorageExceeded | パフォーマンス | このイベントは、Autonomous AI JSON Databaseが、SODAコレクションの外部に格納されたデータの最大ストレージ制限である20GBを超えた場合に生成されます。この制限は、SODAコレクションに格納されているデータや、索引やマテリアライズド・ビューなどのSODAコレクションに関連付けられているオブジェクトには適用されません。 |
| APEXUpgradeAvailable | メンテナンス | このイベントは、Oracle APEXを使用しているときに生成され、新しいリリースが使用可能になります。 |
| APEXUpgradeBegin | メンテナンス | このイベントは、Oracle APEXを使用していて、Autonomous AI Databaseインスタンスが新しいOracle APEXリリースへのアップグレードを開始するか、Oracle APEXパッチ・セット・バンドルの適用を開始したときに生成されます。 |
| APEXUpgradeEnd | メンテナンス | このイベントは、Oracle APEXを使用していて、Autonomous AI Databaseインスタンスが新しいOracle APEXリリースへのアップグレードを完了するか、Oracle APEXパッチ・セット・バンドルのインストールを完了したときに生成されます。 |
| AutomaticRefreshEnd | Incident | このイベントは、スケジュールされた自動リフレッシュが完了したときに生成されます。 |
| AutomaticRefreshFailed | Incident | このイベントは、スケジュールされた自動リフレッシュが失敗したときに生成されます。 |
| ConnectionDropsDetected | Incident | Autonomous AI Databaseは、過去60分間に合計接続の50%以上がTNS-00507やTNS-12537などのエラーで削除されると、このイベントを生成します。 |
| DatabaseConnection | セキュリティ | このイベントは、新しいIPアドレスからデータベースへの接続が確立された(過去30日間に指定したIPアドレスから接続が確立されていない)場合に生成されます。 |
| InactiveConnectionsDetected | セキュリティ | このイベントは、検出された非アクティブ・データベース接続の数が、Autonomous AI Databaseインスタンスのすべてのデータベース接続と比較して特定の比率を超える場合に生成されます。このイベントをサブスクライブすると、未使用の接続の追跡に役立ちます。 このイベントは、次の場合に1日1回生成されます。 |
| LongPendingTransaction | Incident | このイベントは、トランザクションが24時間を超えてオープンしている場合に生成されます。トランザクションごとに1つのイベントのみが生成されます。生成されるイベントには、トランザクションID、アドレスおよびセッション・アドレスが含まれます。 |
| MaintenanceBegin | メンテナンス | このイベントは、メンテナンスの開始時にトリガーされ、メンテナンスの開始タイムスタンプを提供します(このイベントはスケジュールされた開始時間は提供しません)。 |
| MaintenanceEnd | メンテナンス | このイベントは、メンテナンスの終了時にトリガーされ、メンテナンスの終了タイムスタンプを提供します(このイベントはスケジュールされた終了時間は提供しません)。 |
| NewMaintenanceSchedule | メンテナンス | このイベントは、メンテナンス日が更新され、新しい日付がOracle Cloud Infrastructure Consoleに表示されるときに生成されます。 |
| NetworkUsageInbound | セキュリティ | このイベントは、過去24時間のTCPまたはHTTPデータベース接続に対する自律型AIデータベースへの平均受信ネットワーク・トラフィックが、前日に観測された平均受信トラフィックの50%を超えた場合にトリガーされます。 |
| NetworkUsageOutbound | セキュリティ | このイベントは、過去24時間のTCPまたはHTTPデータベース接続に対する自律型AIデータベースからの平均送信ネットワーク・トラフィックが、前日に観測された平均送信トラフィックの50%を超えた場合にトリガーされます。 |
| OperatorAccess | その他 | このイベントは、データベースに対するオペレータ・アクセスが検出されたときにトリガーされます。イベントの説明で指定されたリクエストIDを使用して、DBA_OPERATOR_ACCESSビューからアクセス詳細を問い合せることができます。 |
| QueryPerformanceDegradationDetected | パフォーマンス | このイベントは、問合せの平均経過時間が過去7日間の平均経過時間の10倍を超えた場合にトリガーされます。 |
| ResourceUtilizationWarning | パフォーマンス | このイベントは、特定のしきい値を超えると、次のメトリックに対してトリガーされます。 CPU: 自律型AIデータベース内の待機セッション数がコンピュート割当ての20%を超える場合。 記憶域: データベースのストレージ自動スケーリングが無効で、割り当てられたストレージがプロビジョニングされたストレージの80%を超える場合。 データベースでストレージ自動スケーリングが有効になっており、割り当てられたストレージがプロビジョニングされたストレージの80%を超える場合(ベース・ストレージの最大3回(3X))。 セッション: Autonomous AI Databaseの同時セッション数がセッション制限の80%を超えた場合。 |
| ScheduledMaintenanceWarning | メンテナンス | このイベントは、スケジュールされたメンテナンスから24時間前、およびスケジュールされたメンテナンスから1時間(60分)前に生成されます。 |
| SQLParseErrorWarning | Incident | 特定の時間ウィンドウ(たとえば、1時間に200回以上)でSQL解析エラーが複数回発生した場合、アラート・ログに”Too Many Parse Errors”エントリが生成されます。SQLParseErrorWarningイベントは、SQL文の解析エラーが多すぎることを示すアラート・ログに新しいエントリがある場合にトリガーされます。たとえば、無効な問合せが1時間未満で200回実行されると、SQLParseErrorWarningイベントがトリガーされます。 |
| TempTablespaceAlmostFull | パフォーマンス | このイベントは、Autonomous AI DatabaseのTEMP表領域の使用量がTEMP表領域の記憶域割当ての90%以上に達したときに生成されます。この条件が満たされている限り、24時間ごとに1回トリガされます。 |
| UnplannedMaintenanceBegin | メンテナンス | このイベントは、クリティカルなセキュリティ修正、回帰または計画メンテナンス中の障害のために、インスタンスで計画外のメンテナンスが必要な場合に生成されます。 |
| UnplannedMaintenanceEnd | メンテナンス | このイベントは、クリティカルなセキュリティ修正、回帰または計画メンテナンス中の障害のために、インスタンスで計画外のメンテナンスが必要な場合に生成されます。 |
| WorkloadCaptureBegin | Incident | このイベントは、ワークロードの取得が開始されたときにトリガーされます。 |
| WorkloadCaptureEnd | Incident | このイベントは、ワークロード取得が正常に完了したときにトリガーされます。 |
| WorkloadReplayBegin | Incident | このイベントは、ワークロード・リプレイが開始されたときにトリガーされます。 |
| WorkloadReplayEnd | Incident | このイベントは、ワークロード・リプレイが正常に完了したときにトリガーされます。 |
参考: 自律型AIデータベースの情報イベント
主としてADBのライフサイクルやワークロード、非クリティカル・イベントに関する項目を監視でき、メンテナンススケジュールに関する通知などは非常に有益な項目かと思います。
まとめ
OCI Monitoring と OCI Events の両方を利用すれば、一般的な監視項目としてのリソース、ライフサイクルに関してはおおよそカバーできるかと思います。
リソース関連に関しては OCI Monitoring と Notifications を用いることで、非常に簡単に監視と通知を行うことができるかと思います。
ライフサイクルに関しては OCI Events を使用することになりますが、そのまま Notifications で通知してしまうと Json データが通知されてしまいますので、 OCI Functions で整形して通知するのが人が理解するには優しいかと思います。
他にも本記事では対象外といたしましたが、Data Safe を使用すれば、監査データをもとにしたイベント通知なども行うことが可能となります。
以上のように OCI では ADB を安定運用するための機能が非常に充実していますので、ぜひご利用いただければと思います。


