MariaDB ColumnStore を yum コマンドでインストール/更新

本記事は MariaDB Corporation より寄稿された記事となります

はじめに

2019年5月31日に MariaDB ColumnStore 1.2.4 がリリースされました。今回はビルド済み実行バイナリRPMをアーカイブした tarball からではなく,CentOS 7 上で yum レポジトリ設定を行った上で yum コマンドによるインストールを行ってみます。

yum レポジトリ設定

/etc/yum.repos.d/mariadb-columnstore.repo というファイル名で以下のレポジトリ設定ファイルを作成します。

/etc/yum.repos.d/mariadb-columnstore-api.repo というファイル名で以下のレポジトリ設定ファイルを作成します。

/etc/yum.repos.d/mariadb-columnstore-tools.repo というファイル名で以下のレポジトリ設定ファイルを作成します。

EPEL, jemalloc, boost のインストール

MariaDB ColumnStore のインストール

インストール可能なパッケージを確認します。

アップグレードを行う場合

すでに MariaDB ColumnStore をインストールされている場合は,不測の事態に備えてバックアップを行うことを強く推奨いたします。

Backup and Restore for MariaDB ColumnStore 1.1.0 onwards

MariaDB ColumnStore のインストール

以下のコマンドで ColumnStore 本体の各RPMをインストール可能です。レポジトリ設定を行いましたので,今後新たなバージョンがリリースされた際に,tarball をダウンロード,展開,インストールする必要はありません。

columnstoreBackup / columnstoreRestore のインストール

1ステップ クイック インストーラによる初期設定

過去の記事で解説させて頂いた1ステップ クイック インストーラで初期設定を行います。
(single combined構成の場合)

getSystemStatus によるステータス確認

ColumnStore の管理コマンド,mcsadmin(ma)で getSystemStatus サブコマンドを実行し,ColumnStore システムのステータス確認を行います。

Status がすべて ACTIVE となっていれば問題ありません。

mcsmysql(MariaDB monitor) の利用

ColumnStore の場合は mysql コマンドではなく,mcsmysql という alias が利用可能となっております。

ColumnStore のアップグレード

以下の yum コマンドで ColumnStore 関連のRPMを更新することが可能となります。なお,更新前にバックアップを行うことを強くお奨めします。

まとめ

今回は tarball を用いず,yum レポジトリから直接 MariaDB ColumnStore の各RPMをダウンロード,インストールを行う手順に関して解説いたしました。

 

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