OCI の OS 管理とは?
OCIのOS管理はコンピュート・インスタンスにインストールされているパッケージの確認や追加・削除・更新を行うことのできる機能です
しかし、コンピュート・インスタンスに依存しない(コンピュート・インスタンスを作成しなくても使用できる)機能がありますので、本記事ではそれらの機能を紹介しようと思います
日本語ドキュメント(OS 管理) もありますが、より最新の情報は 英語ドキュメント(OS Management) をご確認ください
パッケージ
本機能は、 OCI 上に作成された Oracle Linux 6/7/8 でインストールできるパッケージ情報を検索することができる機能となります
パッケージの詳細
パッケージの詳細画面では、パッケージの説明とインストールされるファイルの一覧、依存性情報が確認できます
また、本画面から OS 管理下にあるインスタンスに対して、該当パッケージをインストールすることも可能です
CVE
本機能は、入力された CVE に影響を受けるパッケージ情報を検索することができる機能となります
パッケージの詳細画面は、上記のパッケージと同一画面へ遷移し、パッケージ内のファイル一覧と依存性情報の確認、パッケージのインストールを行うことが可能です
まとめ
インスタンスにログインせずにパッケージの導入が可能な OS 管理ですが、基本的にはまだ Oracle Linux 6/7/8 しか対応しておりません
Oracle Linux 6/7/8 をご使用であれば、OS 管理下に置くことで、パッケージの更新作業を特定の時間に実施したり、更新パッケージの errata 情報を参照することも可能となりますので、 Oracle 社のリポジトリのみを利用しているのであれば、 OS 管理機能で得られる情報は非常に有用では無いでしょうか
Oracle 社のリポジトリのみを利用しているのであれば
と書きましたが、 Oracle 社のリポジトリ以外のサードパーティリポジトリを使用することはもちろん可能です、しかしパッケージの詳細情報の確認などの機能は使用することができませんので、注意が必要となります