HeatWavejp Meetup #08 イベントレポート

目次

HeatWavejp Meetup #08
MySQL HeatWave に企業の社内外で発生するあらゆるデータを取り込み、活用しよう!

会場の様子

2024年6月17日 (月) にMySQL HeatWave ユーザーコミュニティ第8回イベントを開催いたしました!
HeatWavejp は、MySQL HeatWave の良さを多くの人に知ってもらうことを目指し、参加者同士でノウハウやナレッジを共有できるユーザーコミュニティです。
本イベントは、参加者同士のつながりを深めることや、ユーザー同士の情報交換の場を目指し開催しています。

今回はスマートスタイル技術部の岡野がイベントの様子をレポートいたします!

オープニング&MySQL HeatWave Database Service 概要

登壇者:山﨑 由章 氏(HeatWavejp)

今回のHeatWavejp Meetupは、データ連携やデータ活用がテーマになっています。

HeatWavejp の山﨑さんより、初めて参加される方に向けて MySQL HeatWaveの簡単な概要説明がありました。
概要説明は毎回恒例になっているので、初めてでも気軽に参加していただくことができます。

複数のサービスを使わないと実現できないことが MySQL HeatWave で実現できること、使い勝手が MySQL そのものという点が MySQL HeatWave のアピールポイントみたいです。

他に、MySQL HeatWave Database Service と同名のマネージドサービスが存在していることへの注意や呼び分け提案についてもお話してくださいました。

MySQL HeatWave 最新アップデート情報

登壇者:屋鋪 美月 氏 (スマートスタイル)

スマートスタイルの屋鋪さんが、2024年4月1日 から 2024年5月31日のリリース情報について発表してくださいました。

OCI リリースノートから MySQL version 8.4.0/8.0.37 のサポートを開始したこと、HeatWave on AWS リリースノートから airportdb と TPCH の2つのサンプルデータベースが使用可能になったことをコンソールのキャプチャを用いて説明してくださいました。

今回のリリース情報はいつもより、かなり少なめでしたが5、6月のリリース情報はいつも少ない傾向にあるみたいです。


MySQLユーザーのデータ活用に関する課題とMySQL HeatWave で出来ること

登壇者:山崎 由章 氏 (HeatWavejp)

HeatWavejp の 山崎さんより、Oracle 社のブログ「MySQL ユーザーのデータ活用に関する課題」の紹介にはじまり、ブログには載っていない「最新のデータを分析対象にできない」といった課題に対して MySQL HeatWave で解決する方法について発表してくださいました。
HeatWavejp Meetup #05 で紹介した、MySQL HeatWave on AWS を採用した Aiwifi 社の事例も話題に上がりました。
Aiwifi 社の事例についての講演「Aiwifi 社の CTO による HeatWave on AWS 採用事例講演動画 (日本語字幕付き)」は、HeatWavejp として許可を取って YouTube で公開しているみたいなのでぜひチェックしてみてください!
事例紹介として、あのコミックシーモアも MySQL HeatWaveでデータ分析を行っているそうです。
2024年2月29日から「HeatWave.32GB」が追加されたことにより、手頃な価格で利用可能になったそうです。
最小構成だと月額約10,200円なんだとか…!

MySQL HeatWave を使ったデータ・プラットフォーム・リファレンスアーキテクチャ

登壇者:坂口 俊介 氏 (日本オラクル株式会社)

日本オラクル株式会社の坂口さんより、自身の自己紹介からはじまり Oracle Cloud の紹介、リファレンスアーキテクチャについて発表してくださいました。

日本オラクル株式会社では、様々なサービスとそのサービスについてのメリット、デメリットやユースケース情報をたくさん公開しています。

しかし、あまり浸透していなかったり、マニュアルが多すぎてわからないと言われる、といった課題を抱えているみたいです。

そこで、ユーザーに向けて1枚でイメージできるデータ基盤の全体像や、各サービスの役割などが簡単にわかる「リファレンスアーキテクチャ」を作成してくださいました。

リファレンスアーキテクチャを用いることで、自分が知らないサービスを知ったり、サービスを新しく導入する際に網羅的に調べることができそうですね!


OCI GoldenGate を用いたAutonomous Database から MySQL HeatWave へのデータ連携

登壇者:稲葉 祐人 氏 (株式会社スマートスタイル)

スマートスタイルの稲葉さんより、OCI GoldenGate についての概要、データ連携の全体像と構築手順について発表してくださいました。

データ連携の構築手順では、ソース DB とターゲット DB の作成 → データ連携の準備 (Autonomous Database、GoldenGate、HeatWave 間の紐づけ) → Extract の作成 → 初期ロード用の配布パスの作成 → 初期ロード用、変更用の Replicat の作成 → 変更用のデータの追加といった検証をキャプチャを用いて説明してくださいました。

構築手順の説明では随時、注意点や確認事項も教えてくださったので、再現検証を行う際は完璧ですね。
実際の検証結果が見られるのが HeatWavejp Meetup の醍醐味です!

検証で参考にした資料については以下を参考にしてください。


ユースケースから読み解くDBやSaaSと連携したデータ分析基盤の構築方法とデータ活用の文化づくり

登壇者:杉本 和也 氏 (CData Software Japan 合同会社)

CData Software Japan 合同会社の杉本さんより、「各社はどのように各種 DB や SaaS と連携したデータ分析基盤の構築とデータ活用の文化づくりに挑んだのか?」といテーマに沿って発表してくださいました。

杉本さんいわくこの話はエモいらしいです!

今回の事例は、ビジネススクールを運営している会社が「データ分析に時間が掛かる」、「各拠点で分析方法が異なりデータ不一致が発生する」などの課題を抱えていました。
その課題をいかにして解決するか、解決の際の重要なポイント、導入効果などをビジネス面も交えて説明してくださいました。

ビジネス面の話は普段意識外の私ですが、最終的にどのように売り上げに影響するのかと考えさせられるような内容でした。

また、たくさんのデータが複数のソフトウェアやファイルに分散していていますが、それをどうやって集約して分析できるような環境を整えるのか、という課題を解決するには日本オラクル株式会社の坂口さんから紹介していただいたリファレンスアーキテクチャの出番ですね!


まとめ

HeatWavejp Meetup#08 も無事終了いたしました!

終了後には恒例の夕食会を兼ねた懇親会が開催されました。
懇親会では、ビジネスの場やセミナーの質疑応答で聞きにくいことが雑談ベースで聞けたりできそうですね。

私は関西在住のため懇親会には参加できませんが、どのような交流がされているか気になりますね。
噂によると近々大阪で HeatWavejp Meetup が開催されるので、関西在住の方はぜひ会場参加していただければ思います!
Please join us !

 

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