OCIのOracleLinux8にZabbixの日本語インターフェースをインストールしてみる

目次

はじめに

Zabbixは企業がサーバやネットワークの監視を行なうときに、必ず名前が上がるソフトウェアです。
この記事ではZabbixオープンソースの監視アプリケーションのZabbixの日本語インターフェースを、OCIのOracleLinux8に、インストールして構築していきたいと思います。

Zabbixとは

Zabbixとは、サーバからネットワーク、アプリケーションまで一元的に監視が可能なオープンソースの統合システム監視ソフトウェアです。Zabbixは豊富な機能を備えていますが、その全てが無償で提供されています。(サポートは有償)Zabbixは専用のWebインターフェイスを利用し、視覚的に監視が可能です。

有償から無償のものまでシステム監視用のソフトウェアは数多く存在しますが、その中でもZabbixは高い人気を誇ります。日本国内でも、多くの企業によって採用されている状況です。

前提条件

  • VCNを作成し、構成してる
  • インスタンスでもあるOracleLinux8は構築してる

OracleLinux8にApacheをインストール

まずは、OracleLinux8にApacheをインストールしてみます。今回は、サーバが起動するたびにApacheが自動的に起動する設定をします。


Zabbixをインストール

それでは、Zabbixをインストールしていきたいと思います。最初に、Zabbixリポジトリをインストールします。

続いて、PHPをインストールしていきます。PHPのバージョンは、本記事では7.4をインストールしています。

日本語インスタ―フェースもインストールしていきます。

本記事では、Zabbixで必要になるMySQLをインストールして、Zabbixと連携していきます。
以下のコマンドは、MySQLのインストールとZabbixデータベースを作成しています。

MySQLのインストールとZabbixデータベースを作成した後に、OracleLinux8上で、初期スキーマとデータをインポートします。

データベース スキーマをインポートした後、log_bin_trust_function_creators オプションを無効にします。

Zabbixサーバ用のデータベースを構成するので、
ファイル /etc/zabbix/zabbix_server.conf の "DBPassword="行にコメントアウトを外した状態で、任意のパスワードを設定して編集します。

最後に、OracleLinux8にZabbixをインストールしたエージェントのプロセスを開始させます。
本記事では、エージェントのプロセスを開始し、システムの起動時に開始するようにします。

Zabbixのページを開いてみよう

利用しているPCのWEBブラウザを立ち上げて、OracleLinu8に付与されたパブリックIPを以下の通りにURL欄に入力しています。

以下の画面が表示されていれば、日本語インターフェースのZabbixが正常にインストールされています。

また全ての設定項目が正常なら以下の画像のように「OK」マークが付きます。

以下の「データベース接続設定」画面では、データベースで設定したパスワードを入力し、「次のステップ」を押下します。

「インストール事前準備概要」画面が表示されるので「次のステップ」を押下します。

ログイン画面が表示されます。
初期ユーザ名:Admin
初期パスワード:zabbix
となっているので、上記を入力後、「サインイン」を押下します。

「サインイン」を押下後、Zabbixのダッシュボードが確認できれば構築は完了です。

まとめ

本記事では、OracleLinux8上に、日本語インターフェースを使用したZabbixを構築できるかどうかを検証した記事となります。

また、Zabbixは、無償ではありますが、有償のシステム監視ソフトウェアに劣らず機能が豊富な上に、カスタムスクリプトで機能を拡張することもできます。
企業向けの導入実績も豊富で、関連情報を検索しやすいのもメリットです。

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