はじめに
2022年08月25日にMDSのスケールアップ・ダウン(=シェイプの変更)が容易になったと、 リリースノート にてアナウンスがありました
そこで、本記事ではスタンドアロン構成・高可用性構成・HeatWave構成のそれぞれで、シェイプの変更を確認してみましたので、手順などをご紹介したいと思います
スタンドアロン構成の場合
1. DBシステム構成
DBシステム構成のシェイプ欄に 編集
リンクが存在していますので、クリックします
2. DBシステムの編集
3. シェイプの選択
4. シェイプの変更
選択されたシェイプがシェイプの選択に反映され、再起動が必要であるメッセージが表示されます
また、シェイプを変更することに伴い構成も変更されるため、変更される変数と値が構成の比較に表示されます
5. 変更の保存
変更の保存ボタンをクリックすると、DBシステムの再起動が実施され、作業は完了となります
高可用性構成の場合
高可用性構成の場合、DBシステム構成のシェイプ欄に 編集
リンクが存在しておらず、シェイプの変更は不可となります
ただし、高可用性構成を無効化、スタンドアロン構成に変更、シェイプの変更、高可用性構成の有効化の手順を行うことで、シェイプを変更することが可能になります
HeatWave構成の場合
1. DBシステム構成
HeatWave構成の場合、DBシステム構成のシェイプ欄に 編集
リンクが存在していますので、シェイプの変更が可能なように感じられます
2. シェイプの選択
HeatWave構成はサポートされているシェイプが限られていますので、HeatWaveのサポートが はい
になっているシェイプを選択します
3. 変更の保存
しかし、変更の保存ボタンをクリックすると、下記のエラーメッセージが表示され、HeatWaveクラスタを削除しなければ変更することはできないようです
原因
ドキュメントに下記の注釈が記載されており、HeatWaveクラスタを削除後にシェイプ変更を行い、HwatWaveクラスタを有効化しようとしても、注釈に記載されているシェイプに強制的に変更させられるため、現状ではシェイプの変更には対応していないようです
ノート
現在、HeatWaveノードではMySQL.HeatWave.VM.Standard.E3およびMySQL.HeatWave.BM.Standard.E3シェイプがサポートされています。
引用: HeatWaveクラスタの追加
まとめ
スタンドアロン構成であれば、大きな制約もなく再起動が必須という程度でシェイプを変更することができました
高可用性構成の場合でも、スタンドアロン構成に一度変更しなければならないという制約はありますが、シェイプの変更は可能になります
HeatWave構成の場合は、HeatWaveノード自体がサポートされるシェイプが増えることで、シェイプの変更も可能になるのではないかと期待したいところです