OCI Object Storage仮想フォルダ機能について

この記事は最終更新から4年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。

今回のOCI機能アップデート情報は今月9日にリリースノートが公開されたオブジェクトストレージの仮想フォルダ機能について紹介いたします。

リリースノート

今まではオブジェクトストレージの各バケット内のオブジェクトはすべてフラットに見えていましたが、
このアップデートにより、階層的に確認・管理することが可能となりました。

目次

仮想フォルダ機能の確認

まずはoci cliを使用しバケットを作成します。
OCIコンソール上からバケット内に仮想フォルダを作成することもできますが、今回はCLIを使用しています。

ちなみに横道に逸れますがオブジェクトにはOCID(OCIのリソースを一意にするID)はありませんが、バケットにはOCIDが存在します。
OCIDでユニークなリソースとしているのであれば、同じ名前のバケットも作成できるかと試してみましたが、これは以下のエラー(一部省略)が出力されてやはり無理でした。

次にアップロードするオブジェクトファイルを作成し、アップロードしていきます。

今度は階層構造にしてアップロードしてみます。
nameオプションに/(スラッシュ)を使用して、ディレクトリ構造のようにしてアップロードします。

コンソールから見るとディレクトリとして表示されています。

もちろんコンソールを使用して操作することも出来ます。

ライフサイクルポリシーの利用

さらに特定の仮想フォルダに対して、今年8月にリリースされた機能であるライフサイクルポリシーを適用すると管理もやりやすくなります。
ライフサイクルポリシーはバケットに対しルールを設定し、オブジェクトのアーカイブおよび削除を自動的に行うことが可能です。

ライフサイクルポリシーに関するリリースノートはこちらです。

詳細は公式ページを参照ください

まとめ

最近OCIの話題を聞く機会が増えてきたように思います。
様々なサービスのアップデートを経て、より深くユーザーニーズに対応出来るようになってきた感がありますね。
今後もOCIに注目していきます!


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