はじめに
以前、本ブログでAutonomous Transaction Processing(ATP)にSQL Developerを使用して、接続する記事を記載いたしました。
接続設定は非常に簡単でしたが、やはり手元のPCにインストールして使用すると、どうしても負荷が気になります。
そんな際に、ブラウザから使用できるSQL Developer WEB(SDW)がOCIのコンソール上から、使用可能となっている事がわかりましたので、今日はそちらをお伝えいたします。
SDWの詳細に関してはこちらからご確認ください。
SDWサインイン
ATPの詳細画面より[Service Console] を選択します。
左メニューの[Development] から [SQL Developer Web]を選択します。
認証画面で、データベース・ユーザーおよびパスワードを入力してサインインします。
サインインし、画面左上のアイコンを選択するとDashboardやSQL Developerの選択ができます。
Dashboard画面
SQL Developer画面
admin以外のユーザーログイン
上記ではadminユーザーでのログインをしました。
adminユーザー以外からSDWを使用するためには、追加の手順が必要となります。
まずadminユーザーでテスト用ユーザーを作成します。
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CREATE USER ss_test IDENTIFIED BY Password1234; GRANT CREATE SESSION TO ss_test; ALTER USER ss_test QUOTA UNLIMITED ON DATA; |
そしてSDWにアクセスするために、下記を実行します。
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BEGIN ORDS_ADMIN.ENABLE_SCHEMA( p_enabled => TRUE, p_schema => 'ss_test', p_url_mapping_type => 'BASE_PATH', p_url_mapping_pattern => 's-style', p_auto_rest_auth => TRUE ); COMMIT; END; |
上記コマンドについての詳細はこちらをご参照ください。
上記コマンド実行後、再びSDWへのサインインページを開き、ブラウザ上のURIで[admin]部分をp_url_mapping_patternで設定した[s-style]に置き換えます。
サインインするとadminユーザーの時には見えていたDashboardが見えなくなってますね。
まとめ
Oracle Cloudはクラウドサービスとしては後発になってしまっていますが、それを取り戻すぐらいの勢いで様々なサービスがリリースされていきますね。今後どの様なサービスが出てくるのか楽しみです。