Oracle Cloud で使いすぎを予防する(第2世代向け)

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以前 に Oracle Cloud で使いすぎを予防する方法をご紹介しました
しかし、Oracle Cloud は 第2世代が主流となり、第2世代向けの設定がありますので、紹介したいと思います

1. 第2世代の Oracle Cloud にログインし、コンソール画面を表示します

2. 左サービスメニューより、 Billing -> Budget を選択します

3. Budget 一覧が表示されるので、 Create Budget を選択します

4. 各種情報(金額や通知先、通知内容等)を入力します

目次

入力する情報

項目 概要
NAME 設定の名称
TARGET COMPARTMENT 対象とするコンパートメント
MONTHLY BUDGET AMOUNT 基準とする金額
THRESHOLD METRIC 実際に消費された金額か、予測される金額か
THRESHOLD TYPE 基準となる金額に対して、割合と金額のどちらで、しきい値を設定するのか
THRESHOLD % 基準となる金額に対してのしきい値
EMAIL RECIPIENTS 通知の送信先
EMAIL MESSAGE 通知内容

5. 作成すると、一覧画面に表示されます

以上のような手順となりましたので、これから設定をされる方は参考にしていただければと存じます

特徴

  • 前回紹介した手法と異なり、コンパートメント単位でしきい値を設定できるため、より細かく利用金額に対しての通知を行うことができます
  • しきい値超過でアラート・メールを送信することはできますが、インスタンスの作成を防止するような機能はありません
    • インスタンスの作成まで抑止したい場合は、前回記事の手法を行う必要があります
  • 通知内容まで入力できるのは、この系統では珍しいのではないでしょうか
    • しきい値や現時点の金額等を埋め込んだりすることはできなさそうなのが、少し残念ではあります

注意事項

  • 現時点(2019年05月27日)では、通知先のメールアドレス(ドメイン部分)に、 ハイフン が入っているとエラーになりますので、ハイフンが含まれているメールアドレスをご利用している場合は、ハイフンが含まれていないメールアドレスを、別途用意する必要があります
    • メールアドレスのローカルパートにハイフンが含まれていても問題ないですが、 ドメイン部分 にハイフンが含まれていると、バリデーションエラーになります
    • 弊社のメールアドレスではドメイン部分(s-style.co.jp)にハイフンが含まれているため、エラーになってしまいます

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