はじめに
Oracle社製のマイグレーションツールがあることを知ったので、少し触って見ました。
正式名称はOracle Migration Service Platformです。
マイグレーションだけではなく、Oracle Cloud Storageへのバックアップも行えるようです。
ツールのダウンロードについてはOracle PartnerNetworkに登録する必要がありますので、事前に登録しておきましょう。
制限
本ツールはVirtualBoxのImageをダウンロードして、手元で環境を構築するタイプです。
移行可能なMySQLのバージョンとしては、オンプレミスでは5.0〜5.7でエディションはCEとEEが可能です。オンプレミスに限らず、Amazon RDS MySQL 5.6以上もサポート対象となっています。
またターゲットとしてサポートされているのは【Oracle MySQL Cloud Service】だけですので、ご注意ください。
制限事項に関する詳しい内容はツールのダウンロードページにある、最新のユーザーガイドからご確認ください。
今回はオンプレ環境の5.7.23 CEから移行してみました。
使用方法
今回の記事ではツール使用の流れを記載しているため、詳細な設定方法などは割愛しております。
ダウンロード
Partner Netoworkにログインし、VirtualBox imageをダウンロードします。
7.3G Oct 3 22:27 omsp-image-1.1.0.ova
サイズは7.3GBほどでした。
Oracle Migration Service Platform起動
VirtualBoxを起動し、ダウンロードしてきたovaファイルをインポートし、仮想マシンを起動します。
仮想マシンが起動するとコンソール上にWebアクセス用のURLが表示されます。
上記のURLにブラウザでアクセスし、ログインします。
マイグレーション
移行元および移行先を入力していきます。
設定が終わったら、[Submit]します。
Jobが実行され、進捗が100%になると移行完了です。
まとめ
移行までの手順が簡単で、またほとんどコストがかからないのが嬉しいですね。
これからオラクルクラウドを利用する予定がある方でしたら、一度利用してみては如何でしょうか