HeatWavejp Meetup #06
MySQL HeatWave へのデータ同期はどうするの!?
2024年2月15日に、新年初となるMySQL HeatWaveユーザーコミュニティ第6回イベントを開催しました!
HeatWavejpは、MySQL HeatWave の良さを多くの人に知ってもらうことを目指し、参加者同士でノウハウやナレッジを共有できるユーザーコミュニティです。
本イベントは、参加者同士のつながりを深めることや、ユーザー同士の情報交換の場を目指し開催しています。
今回はスマートスタイル技術部の稲葉がイベントの様子をレポートいたします!
オープニング & MySQL HeatWave 概要
パネリスト:山﨑 由章 氏
冒頭でHeatWavejpの山崎氏より、Meetup #05に引き続きMySQL HeatWaveの概要の説明がありました。
サービスの使い方やアーキテクチャの説明、HeatWaveノードを使用しないMySQLマネージドサービス(MySQL Database Service(MDS))との呼び分けの提案についてお話しくださいました。
★山﨑氏がMeetup#02でも呼び方について提案を発表しています。
Meetup#02イベントレポート:MySQL HeatWave の名称を区別しませんか?
MySQL HeatWaveがどのようなサービスなのかを、初めて参加した方にも分かりやすいように解説してくださったので、その後に紹介されるコンテンツも理解が深まりました!
MySQL HeatWave 最新アップデート情報
高島 修 氏(スマートスタイル)
オンライン登壇でスマートスタイルの高島氏が、リリースノートから2023年12月以降の最新アップデート情報の発表してくださいました。
MySQL HeatWaveはサービスアップデートの頻度が速いので、アップデート情報の要点を押さえて聞けるのは、HeatWavejpの真骨頂だと感じました!
バックアップ/リストアの進行状況がリアルタイムに状況監視できるようになったことの説明から始まり、MySQL 8.3.0/8.0.36のサポート、HeatWave on AWS 上でGTID自動配置を使用しないインバウンド・レプリケーションなどをサポートしたことを紹介してくれました。
今まではタスクがどのくらい進行しているのか分からなかったため、進行状況がリアルタイムに状況監視できるようになって個人的にとても嬉しいです!
MySQL HeatWaveのインバウンド・レプリケーション機能
村田 太 氏(スマートスタイル)
スマートスタイルの村田氏よりMySQL HeatWaveのインバウンド・レプリケーション機能について発表していただきました。
まず初めに、MySQLのレプリケーション機能を利用したDBシステムへのデータ同期機能である「インバウンド・レプリケーション」について概要を説明してくださいました。
詳細は以下のURLを参照してください。
https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/mysql-database/doc/overview-inbound-replication.html
次に、Amazon AuroraからMySQL HeatWave on AWSへのインバウンド・レプリケーションの検証とオンプレミス環境のMySQLからOCI上のMySQL HeatWaveへのインバウンド・レリケーション方法の説明をしてくださいました。
つまずきやすいポイントやインバウンド・レプリケーションの制限事項についても言及してくださったので、自分でインバウンド・レプリケーションを利用する際に役に立つと感じました!
リアルタイムデータレプリケーション、分析を可能にする
フルマネージド型Oracle GoldenGateのご紹介
山田 恭平 氏(日本オラクル株式会社)
続いて日本オラクルの山田氏からOracle GoldenGateついて発表していただきました。
GoldenGateについて名前は聞いたことはあるけど、具体的にどのようなサービスなのか理解できていなかったので、大変勉強になりました。
Oracle GoldenGateは、多くのミッションクリティカルな環境で利用されており、特に金融業界では90%以上のお客様が利用されているらしいです!
ただ、オンプレミス時代のGoldenGateはライセンスコストの高さや構成の複雑性から敬遠されることも多かったそうです。
しかし、現在はOCI上でもGoldenGateが利用できるようになり、価格を抑えて小規模からサービスを利用できるそうです。
さらに、Oracle以外の様々なデータソースと連携先に対応しており、GoldenGate1つでデータ連携が完結できる点は驚きです!!
最後に、OCI上で簡単にデータベース移行ができるOCI Database Migrationについて説明していただきました。
こちらは、6ヶ月間の利用であれば無償で利用できるそうです!!!
現在は、Oracle Database間でしか利用できないようですが、今後のアップデートでMySQL HeatWaveも含めMySQLの移行もサポートする予定らしいので、アップデートしたらHeatWavejpでも取り上げていきたいですね!
あらゆるSaaS データをノーコードでMySQL HeatWave へ
レプリケーション:CData Sync のご紹介
小島 一剛 氏(CData Software Japan)
続いてCData Software Japanの小島氏がCData Syncついて発表してくださいました。
まずはCData Syncの製品概要を紹介していただきました。
400種類以上のSaaS、データベース、ファイルなどにあるデータをノーコードでデータ連携でき、もちろんMySQL HeatWaveにもデータを取り込むことができます。
また、CData Syncはデータ加工を連携先で行うことを想定しているため、ETL方式ではなく、ELT方式でデータを蓄積することができる点が特徴だと感じました。
そして、CData Syncの最大の売りがシンプルな設定で、非エンジニアでも簡単にデータを取り込むことが出来るそうです。
論より証拠ということで、実際に小島氏による実演が始まり、SalesforceのデータをMySQL HeatWaveにデータを取り込むデモを披露していただきました!
kintoneなどの国産SaaSにも対応し、オンプレ・OCI・他社クラウドのどこでも配置できる点がCData Syncの魅力だと感じました。
30日間の無料期間があるそうなので、実際に利用してみたいですね!
【LT】 MySQL HeatWave Implementation Associate Rel 1のLearning Pathを受講し、受験してみた
再びオンラインから高島氏が登壇し、「MySQL HeatWave Implementation Associate Rel 1」という資格の受験体験を発表していただきました。
「MySQL HeatWave Implementation Associate Rel 1」は、高島氏が受験した当時は英語版しかない試験で、学習教材のLearningPathも全て英語で四苦八苦しながら学習したそうです。
おすすめ勉強法の紹介や受験してみての所感など、これから受験する人にとって役立つ情報をお話ししてくださいました。
色々苦労されながらも、見事合格されたそうです!本当におめでとうございます!!
懇親会
恒例となった懇親会では、MySQL HeatWaveやデータ連携について活発に意見が交わされていました!
まとめ
HeatWavejp Meetup#06もHeatWaveユーザーにとって貴重な意見交換の場となりました。 MySQL HeatWaveの魅力がよりたくさんの方に伝わるよう、引き続き活動を続けてまいりますので、2024年もどうぞ、HeatWavejpをよろしくお願いいたします!
次回はHeatWavejp1周年記念、LT大会を開催します!
しかも登壇した方には、特製ノベルティグッズかお肉のプレゼント(?)があるそうなので、興味のある方はぜひ登壇を検討してみてください!
次回のMeetupでは、本記事をお読みの皆さまにもご参加いただけることを楽しみにしています。
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